マカオと韓国

1. 早朝の静寂と旅路の始まり

早朝、送迎デッキの扉は七時より開かれる。それまでの間、静かな空間に身を置き、旅路の始まりに心を馳せつつ、ゆっくりとした時を過ごす。

デッキへ

プライオリティパスのラウンジにて、軽くパンを摘み、そして与市のワインを口にする。ワインはなかなかの風味を誇り、ひとときの安らぎを与えてくれるものだ。このキャセイ便で飛び立つこととなり、空の旅へと心を馳せる。

与市のワイン

2. 空から見る富士山と香港への移動

空の高みにて、富士山の姿を見つける。その雄大な姿に思わず息を呑む。遥か彼方に浮かぶその美しい姿は、まるで時を超えた存在のように心に深く刻まれた。

富士山

さて、現在、香港空港にて、マカオ行きのリムジンバスを待つ。13時30分に到着し、15時発のバスに乗り込む予定。香港に入国することなく、審査の混雑を避けることができるのは、何とも便利なこと。さらに、年末キャンペーンのおかげで、この片道の旅が無料で提供されているのは、まさに幸運なことである。普段ならば、料金は6000円に達するところで、まるで東京のグリーン車に乗るような心持ちで、少し苦笑いを浮かべつつ、心の中でそのありがたさを噛み締める。


3. キャセイ便での空の旅と機内サービス

キャセイ便にて、赤ワインを口にする。その注がれた量の多さに少々圧倒されつつも、その味わいの深さには感嘆の声を上げるばかりであった。

機内食は選択の余地なく、何とも簡略化されたサービスに少し物足りなさを感じつつ、しかし、何よりも素晴らしいのは、コールボタン一つで飲み物のリクエストにすぐに対応してくれるその迅速さである。こうした小さな心遣いに、長い旅路の中で癒される瞬間を感じることができる。

機内食

4. マカオへの到着とホテルでのひととき

バス待合所に到着し、荷物がまだ届かぬことに若干の焦りを感じつつ、冷房の効いた部屋でじっと待つ。幸いにも、無事に荷物が届き、港珠澳大橋を越えて、マカオの地へと向かうこととなった。香港入国を経ることなく、バスの係員が手際よく荷物を積み替えてくれるため、気持ちも少し楽になる。

バス内

やっとのことで、ホテルロイヤルに到着。心地よい休息をとり、ポルトガル料理を楽しむべく外に出ることを決意する。しかし、空腹のまま市内バスに揺られしためか、車酔いに悩まされ、少しばかり休息が必要となる。

ホテル

5. 夕食の試みとカジノの夜

夕食を求めてホテル近くのポルトガル料理店「Fado」を訪れるも、残念ながらその夜は貸切とのことで、急遽、地元の食堂にて食事をとる。しかし、料理の味がどこか人工的であり、なかなかその味には馴染むことができなかった。食の旅もまた、思い通りにはいかぬもの。気を取り直し、少しの休憩後にカジノへ向かう。

町に出て食事

カジノにて、偶然にも43パタカを得て、その合計86パタカを手にする。しかし、円安の影響か、思ったよりも価値は高く、驚くばかりであった。


6. マカオの夜と大航海時代への思い

夜も深まり、ホテルへと帰る。マカオの夜は依然として暖かく、街には人々の活気が溢れており、人々の賑わいを改めて感じる。

あたたかいクリスマス

深夜、バスコ・ダ・ガマの像を見上げ、その足跡を辿る思いを馳せる。偉大な航海者の名を耳にするたび、その広大な世界に思いを馳せずにはいられぬ。


7. ソウルでの新たな冒険

翌日、香港国際空港にて、次なる行き先への出発を待つ。ラウンジにてゆっくりとした時間を過ごし、これからの旅路を静かに思案する。空港にて感じるその活気は、まさにコロナ禍以前の賑わいを思い起こさせ、気持ちも晴れやかに感じられる。

ギア
ラウンジ

次なる目的地は韓国、ソウル。マカオを後にし、ソウルの寒さに触れる。到着早々、寒さの厳しさに驚くも、天気は良好との予報があり、快晴の中で観光を楽しむつもりである。

夜明けを迎え、十分に眠ることができた後、カジノを訪れ、ポイントをためて朝食を楽しんだ後、観光へと出発する。防寒対策をしっかりと整え、ソウルの街を散策する。気温は低いが、快晴の空の下、心地よい散策ができることに感謝を覚える。

ホテルより

南大門市場にて、アーモンドを求めるも、割高な店が多く、購入を断念。その後、清潔で快適なトイレにて、少し一息。これもまた、旅の愉しみの一部である。

アンティークショップ

仁川にては、地下鉄を利用して市内を巡るも、移動にはやや不便を感じる。その中で、新たに訪れた店で名物の鶏の唐揚げを見かけるも、今回は食べずに通り過ぎる。

ダイナミックな調理

その後、コリアンエアのラウンジにて、ようやくゆったりとしたひとときを過ごし、出発の時を待つ。

ラウンジの食事

旅行を終え、家路につく時、感じたのはただの満足感だけでなく、「また来たい」という強い思いである。どこか懐かしさを感じる土地、予期しない発見、そして出会った人々。次回の旅で、また新たな発見と感動が待っていることであろう。

END

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