台湾1 羽田-台北-基隆

朝早く羽田空港を出る。初めて行くラウンジ。ミートボールもどきやアイスクリームを食べる。

飛行機に乗った。今日は2人掛け席なのでとても楽だ。機内食がチキンとエビ焼きそばが選べた。久しぶりにこのようなミールサービスの飛行機に乗った気がする。

なんだかあっという間に台北に着いた。まずは地下鉄の駅まで30分もかからないということで歩いてみることに。木が生い茂っていて、なんだか南国に来たような亜熱帯に来たなーっていうようなそんな感じ。天気予報がはずれて雨が降っていなくてよかった。

でっかいスタジアムを横目に地下鉄駅についた。地下鉄に乗る。カードにチャージをする。今はどこでもSuicaみたいなカードなんだな。地下鉄に乗って松山駅まで。駅からは列車に乗って港町、基隆まで行く。車窓から見える風景はとにかく緑が濃いって印象。

基隆に着いた。小雨と言うよりは本当に霧雨だ。とにかく雨がザーザーな予報だったが、それが外れてしまってとてもよかった。それからホテルまでまた歩いて行く。景色は台湾の地方の景色ということだが、山続いているようなところはいいが、建物はとても古びていて、表面が黒ずんでいてなんだか古い感じがする。しかし内装はきちんときれいになっているようなビルも見受けられた。港の風にあたっているから黒ずんじゃうのかな。けど、新しい港のターミナルはよくあるベイエリア開発みたいな新しい建物。真っ白でクルーズ客船みたいなデザイン。壁も多分新しいコーティング技術なんかが施してあるのだろう。

ホテルに着いた。ホテルからクルーズ船が見えた。コロナの初期に話題になってしまった、あのダイヤモンドプリンセス号だった。こんなところであのダイヤモンドプリンセス号にお目にかかるとは。非常に大きくて優雅な船だ。

ホテルでちょっと落ち着いたら街に出てみた。どこかのブログで見たひき肉を厚揚げに挟んですり身で包んで蒸したスープというのがとても美味しそうだったので、それを食べに行った。それからぶらぶらとマーケットを歩く。特に食肉鮮魚市場は活気がある。そこのマーケットの2階はフードコートや美容院がぎっしりと入っている。かなり広くて迷路みたいなマーケットでふらふら歩いていてもなかなか飽きない。

それから夜市が立ちそうなエリアでみんながお店を出す準備をしていた。その合間に観光地っぽいお寺などを回る。とにかく派手で精巧な美術が施してあるようなそんなお寺。色が赤や極彩色なのでとても賑やかに見える。

それから一旦部屋に戻ろうとして基隆タワーなるものがあるということで、そこに行ってみる。そこにいる警備員の女性が何か話しかけてくる。写真を撮っている人も話しかけてくるが、何を言っているか残念ながら言葉が理解ができなかった。しかし警備員の女性がこちらが日本人だとわかると「今日はエレベーターが壊れているので乗れない。すいません」と日本語で言ってくれた。ありがたいが、それは残念。他にも日本語が話せる人が観光客にいたりして、日本語で今日は故障だそうですよと説明してあげたりしてそれが通じて、なんだかあったかい空気に。

それからホテルに戻って歩いていると、ダイヤモンドプリンセス号が離れていくところだった。さっき写真を撮ってよく眺めておいてよかった。もう行ってしまうダイヤモンドプリンセス号。優美に静かにけど、なかなかスピーディーに行ってしまった。そしてホテルに戻ってまた地図などを見ていた。

そろそろ夕方になったのでナイトマーケット、夜市に繰り出す。まずは焼き餃子で有名なお寺の隣のお店に行ってみる。焼き餃子はパリパリでとてもおいしかった。ここでは簡単な機械を使って焼き餃子を作っていてちょっと珍しいと思った。他の店では女性たちが水餃子を作っていたりしたのを見たので。しかし、その理由もわかる気がした。お客さんがひっきりなしに来て、テイクアウェイの生の餃子などもどんどん飛ぶように売れていた。いくら作っても足りない位の売れ行きなんだろうなぁと思った。

食べ終わったら今度は臭豆腐を探しに夜市のほうに行ってみる。メインの通りは店に番号も振ってあって、価格表も出ていて良心的な感じ。きちんとした公営的な感じの場所に出店しているのであろう。しかし、その裾野に行くと、お馴染みの屋台が並びいろいろなものを売っている。その中で臭豆腐のお店を見つけた。しかし1軒目はずっと見ていても、あまり売る気がないような感じがしたし、串刺しの臭豆腐もなんだかほったらかし。しかもお客さんいない。他のところにはお客さんが群がっていろいろなものを買って楽しんで買い食いをしているが、串刺しの臭豆腐も全く売れている気配はなかったのだ。

それから次にまた、臭豆腐のお店を見つけたが、お兄ちゃんたちがおしゃべりしながらやってる姿を見ると、いまいちかなあって感じの屋台。感覚だけどね。

ちゃんとぴんとくるようなところで食べたいなぁと思った。なので今日は無しになった。そのかわりその道すがら豆花を売っているお店があって、とても綺麗でいいプレゼンテーションだった。なんかそこはまさにピンときた感じで、そこでスイーツを食べることにした。

そこのお店のお姉さんは機転もきいていて、こちらが外国人だとわかると写真を出してどれがいいかと言うふうに聞いてくれた。そして選べる具材もここから2個、こっちは3個というように教えてくれた。

真っ黒なゼリーを選んだ。食べてみると、もっと黒蜜が効いてるかと思いきや、お茶のような微かな渋みとちょっとした薬草のような薬膳のような体に良さそうな香りがした。甘さ控えめでとても優しい味でするすると食べた。なんだかとてもおいしかった。熱々のお茶をかけて食べると言うことで体も冷えない。気分良くスイーツを食べた。