朝起きて昨日マーケットでおじいさんから買ったにんじんのジュースを飲む。とてもヘルシーでにんじんの甘みがたっぷり詰まったおいしいジュースだった。
それから外に出てみる。今日は天気予報とは違って青空がうっすら見える。なかなかの良い天気。湿気はものすごくてむしむしする。半袖で過ごしやすい。
小高い丘の公園に行ってみる。古くなっていて危険ということで、階段は登れなかったが、別の道から高いところへ行く。昨日いけなかった基隆タワーのさらに上から街を眺める。宿泊している緑のホテルもよく見える。
ガントリークレーンが立ち並び船の行き来もあり、港町なんだなぁと改めて思う。
そこからお寺を見たりしながら、ぶらぶら山の上を散歩する。お寺の前などは老人がお茶を飲みながら談笑している。中国文化ならではな感じの風景があった。皆さんニコニコ挨拶をしてくれた。あと太極拳をしている人たちとか、運動をしている人たち。
もう少し行くと大きな大仏があった。狛犬も大きい。そこから見える基隆の景色はまさに港一望できる景色で素晴らしいものだった。新しいビルと古い町並みが混在する街だ。そこから今度は魚市場に降りて行こうとしたが、なかなか車通りの激しい道で歩くのはちょっと疲れた。
少し歩き市場のほうに行く。昨日食べたすり身の中にひき肉が入ったスープが美味しくて再度そこに行ってみようということに。しかしそこはまだあいていなかったので、もう一つの気になっていたお店でもち米の中にひき肉が入った団子のスープと豚の腸詰を食べた。これもすごく美味で、しかもお店の人もこの感じが良かった。腸詰もとてもおいしかったし、スープもあっさり薄味なんだけども旨味が凝縮していてとってもおいしかったからぜひまた行きたいお店となった。
やはり厚揚げに挟んだすり身のスープを食べたいということで、もう一度そちらに戻ってみた。今まだ仕込み中だったが、豆包を食べたいと言うとそれだけ作ってくれた。ありがたい。やはりこちらのスープは味が複雑でとてもおいしいと思った。セロリが効いていたので、旨味とハーブが混然一体となって、しかも厚揚げなのでとても食べ応えがあった。
そこでお腹もいっぱいなったところで、ホテルに戻る。もう何度も行ったり来たりした道。しかしまだ来てから1日しか経っていない。ホテルに戻っていろいろ片付けてチェックアウト。次の町までは結構な道のり。しかもなかなかコネクションが良くなく行きづらいところ。
いろいろ経路を考えて早く行くよりもローカルの電車に乗ってとことこ行くことにした。特急を乗り継いだら18分ほど早く着くらしいが、乗り換えや荷物の持ち運びやら何やら考えているとローカルでトコトコ行くのがいいなと思った。18分しか早く着かないし。こういうのがすぐわかるのはネットのおかげだ。
電車に乗る時はパスを当てるだけなのでとっても楽だ。しかし基本的にはこの電車と値段がよくわかっていない。多分130とかそれぐらいと書いてあったように思う。残金が充分あるはずだが、どうやって確認するかもわからない。つくづく日本にいると何でも情報を手に入れられて便利だが、そして便利さはこちらも同じかもしれないが、私が言葉がわからないと言うことでその便利さが享受できない。しかし、オンラインの世界ではもうすぐ何語で書いても表示は見たい言語に自動的になるようになるんだろうな。すでにそうなっているところも多い。
さて、それから電車に乗り込む。最初は始発なので、ゆったりと座れた。バドゥという駅まで、少しだが、快適な旅行。昨日台北から乗ってきた電車の反対方向という感じ。
次にバドゥから違う列車に乗り換える。こちらは各停のゆっくり列車。乗り込むと親子連れがたくさん乗っている。
しかし、すぐにファミリーはどんどん降りていって何かあるのかイベントがあるのかわからないが、2駅目位でほとんどの人が降りてしまった。ゆったりと座れて寂しい位だ。しばらく行くと山の風景がどんどん広がり、緑が奥深くなってくる。車両はガラガラである。
それでもちょっとずつ人がいたところがどんどん降りて本当に誰もいなくなってしまった。
それぞれ観光地や古い町並み保存がしてあたりいろいろな特色がある街がまだまだ台湾にはたくさんあるようだ。乗客はほとんどすべての人が台湾の人で、日本人や他の外国人は見受けられなかった。何人かは大きなスーツケースを持って移動しているようだったので、多分週末とかにのんびりするのかもしれない。そんなことを想像しながら皆さんを見送っていく。
山をずっと抜けていると、突然海が現れた。東シナ海の海だ。Google Mapを見ていると、近隣にはハワイっぽいエキゾチックなレストランがあるとか、海のならではの海鮮のレストランがあるみたいに書いてあるので、きっとそういう観光地みたいなところもあるのであろう。
夏はこの辺は海水浴客で混雑すると言うことだ。しかし今日はちょっと肌寒いような。そして曇ったようなお天気。人は見えない。
電車の中ではかなり眠ってしまった。せっかく景色を見たかったのに。しかも安全面から考えても居眠りをしていては本当はいけないと思う。でも寝てしまった。
Suaoに着いた。今日は電車の組み合わせをいろいろ考えたので、駅から降りたらすぐに特急の自動販売機があることを発見し、そこで明日の列車の時間を見てみた。やはり限られた本数しかないので、賢く計画しないといけないと思った。いろいろ情報集めて駅を後にする。
メインストリートからホテルに向かう。なんだか懐かしいようなのんびりした町並み。
ホテルに着いて部屋を見るととても広い部屋だった。そこで一旦落ち着いてからガイドでみたサメの燻製を食べに行く。そこの人たちは写真を見せたら、すぐにわかってくれた。なかなかの珍味であった。あと豚肉の固めたものを食べた。ガイドに書いてあった通り、見た目とは裏腹にとっても薄味のつるんとした感触だった。
それから駅に戻って切符を買う。自販機は様々な言語が選べて、もちろん日本語もあり、しかも音声でも注意をしてくれたりとかとてもユニバーサルな作りの自動販売機であった。切符の情報も的確にすぐにわかってピコピコしていくだけですぐに買える仕様だった。こんなところでも人員削減、人にいろいろ聞いたりしなくてもいい。今後は通訳とかもいらない。全てが全部仕込まれていて選ぶだけで誰でも誰もがスムーズに他の国の切符を変える。いいか悪いかは別として事務処理的な仕事はスムーズに手順考える必要もなくできていくんだなって言うふうに思う。
それから、港のほうに行って、いろんなものを見て回った。歩きまわってみた。大きな船が止まっていて、クレーンも見えた。大きな港である。
それから老舗の海鮮レストランがあると言うことで、そこに行ってみるとやっていなかった。しかし、隣はやっていて、水槽の中に海鮮の材料が色々と泳いでいた。
それから一旦ホテルに戻って休む。
少ししてから、また町に出てみる。臭豆腐を探してみた。駅前にお店があったけどあまり盛り上がっていなかったので、ちょっとまだはいらなかった。町の中を散策。感じの良い台南レストランがあったので入ってみる。メニューはメニューに丸をつけて、まるで飲茶のようにオーダーできる方式で、ここでWi-FiとGoogle翻訳が役に立つ。ここの看板はパリパリスープのパリパリ豚肉の冬瓜スープと書いてあったのでそれを頼んでみる。またチャーハンはエビチャーハンにしてみた。卵と厚揚げの豆腐をサイドメニューに空芯菜の炒め物も。たっぷりとした晩御飯。チャーハンがエビの香り強めでおいしかった。冬瓜のスープは豚バラ肉が入って骨ほねしかったけども、旨味たっぷり、しかもこちらのほうはあまり味を味付けを濃くしないので、とても優しくて旨味を感じられる料理だった。全体的に非常に満足な夕食だった。
それから臭豆腐のところに戻ってみたが、全然人がいなくても盛り上がっていないので、今日はパスした。またホテルまで道を行くとビールを売ってるところがあったので、ビールを買って帰る。今日もたくさん歩き、また移動もして大変充実した1日であった。
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