台湾4 台北

朝ぐっすり眠った感じで起きる。普段はここまで体を使わないので、疲れきって眠るということがとても心地良い。大変眺めが良い。しかし隣には今基礎工事をやっていて、大きなビルが立つ予定のようだ。つまり次に来てももう同じ景観は見られないと言うことだ。

飛行機が見えるところに行くと言うことで、まずは朝ご飯でお粥を食べに行く。サンドイッチが人気があるようで、コーヒーとサンドイッチの朝食屋さんはあるが、昔ながらのお粥屋さんが見つからない。いろいろ歩いて探し回ってやっと見つけたのはとても素敵な豆花のお店。揚げパンと豆乳でとても良い朝ご飯。あとニラの饅頭。お店の人もファミリービジネスでとても感じが良く楽しい朝食となった。

飛行機が見える有名な場所に行く。本当に真下にいる感じで、飛行機の背を腹を見るのは初めて。非常に臨場感があって迫力があって面白かった。しばらく見てから夕方も来ると言うことで一旦その場を去る。

すぐ側は市場になっており、野菜がたくさん売っている。ここに来る前も市場の中を通ってきて、しらすが威勢の良い掛け声をかけていたりしてとても面白かった。

市場の中を歩くときれいに野菜や他のものが売られている。野菜もきれいに並べられていて、すべて値段が表示されている。とても買いやすく多くの人が訪れている。

日曜日にみんなが市場に買い出しに来ていると言うのはとても良いことのように見えた。どれぐらいの規模で市場が利用され、どれぐらいの規模でスーパーなどが利用されているのだろう。日本ではだんだん消えゆく市場であるが、こちらでは全然まだまだ元気に商売をされているように見受けられた。

市場を通って一旦ホテルに戻って小休憩。今日は飲茶を食べに兄弟大飯店に行く予定だ。

またいろいろなお店などがあるエリアを通って兄弟大飯店についた。そしてお店が2階ということで登るとそれが非常に混んでいてびっくり。フロアいっぱいに待っている人たちがいる。とりあえずウェイティングの券をもらった。しかし大家族でみんな来ているためどんどんとはけていく。ここは10時開店で着いたのは11時半位だった。90分制ということで、ちょうど開店の時期の重なったのかもしれない。案外にすぐに入れたのだった。

それから飲茶を楽しんだ。ちょっと持ってくるのが滞ったりした時もあったけど、非常に美味しく周りの人を眺めていてもとても面白かった。

そこから今度は台北駅に行ってみることに。結構な距離ではあるが、ぶらぶらと歩いて楽しく散歩がてら行くことになった。

前に来たときには近代的なビルが立ちならんで、なんだかすごく大都会だなぁ、ちょっと歩くのも消耗するなと思っていたが、今回はいろいろな市場などを見て台湾らしいような空気感がまだまだあるんだなって思った。近代化や再開発は人気だからその方向に行くんだろうが、私は昔ながら、レトロみたいなのが好きなので、そういう風景が残っているのは嬉しいことだった。やはり近代的なチェーン店やくら寿司やスシローやはま寿司がある方がみんな喜ぶんだろうか。喜ぶからそういうのが入ったモールがたくさんあるのかもしれないが。旧式の市場や飲食店は確かに古くて古ぼけた感じがするのかもしれない、特に若い人にとっては。私もそうだった。今になって古いものの良さがわかると思っても、もう遅いのかもしれない。

そういうことを考え駅まで歩く。駅に着いた。駅の中にちょっと入ってみる。こちらも非常に綺麗で整備されていて全てがわかりやすい。台湾はすべてが綺麗できちんとしていて整理されていて、ゴミなども全然ないしごちゃごちゃしていない。昨日の電車も3分遅れている。5分遅れていると。その都度電光掲示板で案内があって全てがわかるように把握できるようになっている。情報の掲示もピクトグラムがふんだんに使われ、全体像がすぐわかるようになっている。表示のデザインは情報が一目で全部わかるようになっていて台湾のデザインがとっても見やすいなと思った。

そういうことを考えていると結構な距離ではあったが、すぐに台北駅に着いた。中はとてもきれい。そしてちょっと見学してからまた外に出る。今度はワンタンの店を探してみる。これは昔行ったことがあると言うことで、今も営業している事は情報からわかっているので、そこに行ってみると言うことに。これがインターネットGoogleの素晴らしいところで、すべての情報が日本にいながら家にいながらにして把握できる。とても便利な世の中になったと思う。10年前ですらそんな事は考えられなかったと思う。街をぶらぶら歩くのも地図が合ってるか、間違っているか、通行人に確かめながら、不安を抱えながら行ったものだった。今は変な小道や路地裏でも恐れなくぶらぶら歩くことができる。インターネットにつながって伝えれば絶対に間違っている事は無い。ほぼほぼ間違ってはいない。

そんなことを考えながらぶらぶら歩いているとワンタンのお店に着く。今は時間がちょうど中途半端な時間で、お客さんはあと1人しかいなかった。その人も去っていった。我々はワンタン小と野菜炒めを頼んで席に座る。ワンタンが来た。非常に大きなワンタン。ボリュームがある。特にニラがたっぷり入っているのがおいしかった。スープも塩辛くなく、薄味なので食べやすいと思う。

お腹がいっぱいになったところで、ホテルに一旦戻ることに。歩いてきたときには時間をかけてゆっくりぶらぶら歩いたが、帰りはバスで帰ることに。ここでもGoogle マップにたよる。ローカルバスも多くが網羅されていてとても正確なわけだ。そしてバス停に着いたら、そのお目当ての番号のバスが何分後に到着するかが電光掲示板に表示されている。だから確信を持ってそこで待っていれば、目当てのバスがホテルまで連れて行ってくれることが前もってわかっている。

思い出話になってしまうが、昔はバスが行き方向なのか帰り方向なのかもわからず、どこどこに行きたいんだが、ここで乗っていいのかなどと周りの人に何度も聞いて、バスの運転手さんにも聞いて確かめて、それをする乗っていたものだ。そしてそのバス停が正しいのかどうかもわからず周りの人に確認したりして、なるべく優しそうな人がこのバス停だよと教えてくれるように心がけていた。ちょっとした迷惑だったかもしれないが、まぁそんなに負担にならない程度に。だから私も旅人がいたらいろいろ親切にしてあげるし、まぁ負担にならない程度にだけど。

まぁそれが解消されて、手元でビビっとやるだけで、すべての情報が手に入り、バス停でも情報が手に入る。そしてそれに従って乗っていく。そして地図上でずっとどこに行っているかを見ているので、安心して反対方向などに行ってないと言うことが確認できている。便利だなあ。そうこうしているうちにホテル近くの停留所に着いた。

この街は昨日から色々と歩いてみたが、なかなかホテルの周辺に馴染めない。非常に大きなビルがたくさんあるので、私には馴染めないような要素が大きいのかもしれない。いずれにしてもちょっと違うルートでバス停からホテルまで帰ってみる。ホテルに帰り着いた。それからちょっと休憩してあと兄弟大飯店にいったから、多少は良い服を着ていたが、もう一度カジュアル服に着替えてまた飛行機を見学するスポットに行ってみる。

飛行機見学スポットは夕暮れ時と夜がとても美しいと評判なんだそうだ。空港がキラキラしているし、飛行機もピカピカしながら降りてくるので、確かに迫力もあるだろう。

見学スポットには朝よりもさらに多くの家族連れやカメラ小僧などが集っていた。だけど、そんなにぎっしりと言うわけではない。そして着陸する飛行機を眺めていると疲れているせいかちょっとめまいではないが、飛行機が私の方をめがけて降りてくるような錯覚を得た。もちろんそんな事はなくちゃんと着張するわけだが、なんだかそれぐらい近く迫力があるのだ。

だんだん日も暮れてきた。今日は多少曇りではあったが、何とか天気が持ちこたえて晴れのまま。これは嬉しい誤算。先週からの天気予報では、この週末は台湾全部雨模様だったのだ。台北もSuaoも基隆も雨だらけな天気予報だったのだ。しかし、雨にはほとんどあわずに散歩するときにはとても天気が良かった。今日もとても歩きやすい日だった。そして今夕焼けで、空がピンク色に染まった中で、飛行機が着陸してくる。

空港でキラキラした中。飛行機が離発着するのをしばし堪能した後一旦ホテルに戻る。それから本て見たマンゴーが美味しいお店を求めて30分以上歩いて夜市のほうに向かう。

マンゴーは少し並んだが思いのほか早く入れた。マンゴーのかき氷を食べるか味変で小豆も注文するかで迷っていたら、マンゴーのみを堪能するべきと言う天の声があり、マンゴーのかき氷とマンゴージュース、スムージーなどマンゴーづくしでいく。これが大正解で本当においしい。マンゴーとはこういうものかと言う。とてもおいしい。マンゴー旬のマンゴーを堪能した。かき氷は不思議な食感でザクザクと言うよりはふわふわでとてもおいしかった。練乳のかかり具合もちょうど良く、ミルキーすぎず、マンゴーの味を引き立てていた。マンゴージュースはマンゴーをそのまますりつぶしたと言うような味でこれもとてもおいしかった。日本人が多かった。

それから夜市のほうに歩いて行く。こちらは本当に人が多くて、こんなに日曜の夜に人が多いのだとびっくりした。お目当ての臭豆腐を探して歩く。臭豆腐はもしかしたら人気がないのではなどと思っていた。他に華やかなイチゴやチキンの串を刺したやつとか、おでんみたいなやつとか、可愛らしい方のケーキとか、いろんな新しい若者がこのみそうなものを売っていて、臭豆腐と言うのは、なんだか古臭いと言うようなイメージすらあるのではないかとっと思っていた。実際のところはわからないが。

しかし臭豆腐のお店を見つけて行ってみると、そこの写真は政治家の来店などを誇らしげに飾っていて、Tシャツにも自分の名前とか顔似顔絵を刷り込んで豆腐の煮込みの臭豆腐の激辛鍋などいろいろな臭豆腐アレンジ料理を出していて、しかもこないだ見たような串刺しをして、ちょっとおしゃれな感じでしてみたとか、そんなのではなくて、本当に臭豆腐ありきの料理を展開していて、この兄ちゃんは臭豆腐にかけているんだと言うことがよくわかった。そんな店だと美味しいなーと思った。

それからバスに乗ってホテルに戻ろうと思ったが、グーグルがいろいろな提案をしてくるので、ちょっと混乱してしまった。しかしバス停を頼りに1番ストレートに帰れる。1番歩かないで良い方法を取ることができて、バスも比較的すぐに来てよかった。一生懸命歩いてきた道をバスでスイスイと帰っていく。そしてお楽しみの台湾ビールを飲む。喉が乾いていて、このライトなビールがとても美味しく感じた。後は寝るだけと言う状態で飲むビールは最高だ。

そういえば今日は皿を持ってきたロボットに初めてご挨拶をした。けなげにお皿を持ってきてくれた。

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